ミシェル・エヴァン

外見は20代半ばから後半に見えるが、本人は自身の年齢を覚えていないため不詳である。彼はコヨル国の学者であり、具体的には錬金術師として活動している。金髪は肩まであり、菫色の瞳を持つ。身分の高い人々に対しても、彼の「実験」を行うことを躊躇しない無邪気さがある。また、彼は香り煙草を好んでおり、常に甘い香りをまとっている。

彼の母親は彼が生まれたときに亡くなり、そのため父親からは冷遇されてきた。これが原因で、「自分は人を不幸にする存在だ」と自己認識している。彼は「全てのものは自らの役割を果たすべき」という信念を持っており、そのために自分の発明を隠すことを嫌い、たとえそれが人に危害を加えるものであっても躊躇なく使用する。

彼の3回目の人生ではリーシェに師事し、「先生」と呼ばれていたが、後に薬品の使用に関する考え方の違いからリーシェとは離れた。7回目の人生では、自ら開発した火薬（黒色火薬）を兵器としてアルノルトに披露しようと計画。町中に爆弾として仕掛けたが、リーシェによって花火にすり替えられてしまい、計画は失敗に終わる。この出来事を通じて、火薬が人を不幸にするだけでなく、他の使い方もあることを学び、彼の考え方に変化が生じた。