壊相（えそう）

筋肉質でモヒカンヘアの男性が登場します。彼は女性用のボディハーネスを着用しており、背中には不気味な顔が存在します。この顔から発する臭いが彼のコンプレックスとなっていますが、隠すと蒸れるため露出しています。背中を見られると、彼は「バチ殺し」と称してその人物を殺害しようとします。

彼は紳士的な振る舞いが特徴で、兄弟愛も深いですが、怒ると口調が荒くなります。彼は「蝕爲腐術（しょくらんふじゅつ）」という特殊な術式を使い、自身の血液を使って相手を腐食させます。この血液は有毒で、浴びた物体は速やかに腐食し始めます。人間が全身に浴びれば死に至ることはありませんが、部分的に浴びると激痛が伴います。ただし、自身の血液を使用するため、釘崎の「芻霊呪法」との相性が悪く、腐食した部分に共鳴されると心臓にダメージを受けます。また、彼は血塗と血液を通じた「共鳴」で繋がっており、共鳴のダメージは両者に同時に影響します。

彼は真人からの依頼で血塗と共に宿儺の指を回収するために八十八橋に向かいました。そこで特級呪霊の生得領域を出た虎杖と釘崎と交戦し、最終的には戦闘の末に命を落とします。