鳴海 弦（なるみ げん）

第1部隊の隊長であり、日本最強の対怪獣戦力と称される青年隊員。普段は隊長室で寝泊まりしており、典型的なオタク気質を持つ。部屋はゴミや趣味のゲーム、プラモデルで散らかっており、怠惰な生活を送っている。ネット通販で大量に買い物をするため、金欠に陥ることが多く、部下（主にキコル）に金策を頼むこともある。また、自分の活躍をSNSでエゴサーチし、ミナの手柄として扱われることに嫉妬するなど、品格に欠ける一面も持つ。

しかし、隊長としての実力は本物であり、その圧倒的な力で全ての欠点を覆している。任務においては冷徹な一面を見せ、部下には結果と実力のみを求める。戦闘では銃剣状の専用武器「GS-3305」を操り、近接戦闘能力だけでも保科と並ぶ最強の実力者である。

さらに、彼の目には怪獣1号の網膜から造られた日本最古の識別怪獣兵器「Rt（レティーナ）-0001」が移植されており、生物が脳から発する信号を視覚化し、相手の行動を先読みする疑似予知能力を持つ。その後、この能力をさらに磨き、電気信号以外の様々な電子・物理・環境情報を読み取ることが可能となり、戦闘時にはほぼ完全な未来予知を発現させるに至った。また、電子信号の読み取りにより、怪獣同士の指揮系統や連携を把握することも可能である。