秋山 優花里（あきやま ゆかり）

秋山理髪店を経営する両親のもとで育った一人娘は、学園艦に通う学生であり、戦車に対する深い愛情を持つ熱心なマニアです。彼女の部屋は戦車関連のアイテムで飾られています。特に、黒森峰女学園にいた頃のみほに対して強い憧れを抱いており、みほが大洗に転校したきっかけとなった戦車道大会の決勝戦での自己犠牲的な行動に感銘を受け、英雄として見ています。みほとは戦車道の授業中に友達になりました。

彼女は内気な性格で以前は友人が少なかったですが、戦車道を通じて友達ができ、明るく社交的な性格が表れるようになりました。彼女は同級生にも敬語を使い、苗字に「殿」をつけて呼ぶほど礼儀正しいです。戦車やミリタリーについて話すときは情熱的になりますが、周囲への気配りができる優しい性格です。準備の良さもあり、戦車道だけでなく様々な場面で友人を支えます。

彼女は諜報活動で相手の戦力を把握するために独断で潜入し、制服を使って変装し、動画編集を行うなど大胆かつ器用です。戦場では必要な場面で降車して単独で偵察を行うこともあります。また、一目で対象の寸法を計測できるスキルを持っています。

登校時にはミリタリー仕様のバックパックを持ち、飯盒やコッヘル、金属食器などを携帯していつでも野営できるようにしています。ブーツやコンパス、折り畳み式スコップも持っており、テントの組み立て方やMREにも詳しいです。戦車以外のミリタリー知識も豊富です。

彼女は隊長のみほを戦術的、精神的に支える参謀の役割を果たし、大洗の全国制覇に貢献しています。母親譲りの癖毛を持ち、中学校入学までは父親と同じパンチパーマをしていました。漫画版では主人公として活躍し、アンツィオ戦ではルノーB1bisで臨時の車長兼47 mm砲砲手を務めました。優花里役はテープオーディションで決まり、中上は選考通過の報告を受けた際に驚いたと述べています。