バニラ・ペシュッツ

ペシュッツ一族の唯一の娘であり、若干幼い外見を持つ彼女は、高貴な血筋を誇る吸血鬼の拷問官です。彼女は直接血を吸わず、鉄分豊富な食事で栄養を摂取しています。性格は素直で良い子ですが、自身の高貴な立場に誇りを持ちすぎるあまり、しばしば空回りしてしまいます。これまでの任務では、何でも話す姫から秘密を引き出せずに失敗を重ねてきました。

彼女は両親から深く愛されており、彼らは「家の名に囚われず自由に生きるように」と彼女に助言しています。拷問の手段としてジェットコースターを使うことを「恐怖に震える拷問」と称していますが、実際には彼女自身が怖がってしまい、秘密を漏らしてしまうこともあります。

友達を作ることに苦労していた彼女ですが、ある日、姫が見せる男前な面に心を開きます。姫から「騎士として友は必要ないと思い戦ってきたが、本当は友達が欲しかった」という本音を聞き出し、これが彼女にとって初めての拷問成功となります。そして、その瞬間から姫は彼女にとって最初の真の友達となりました。