千堂 亜紀（せんどう あき）

春人の異父妹である彼女は、母親の不倫が原因で両親が離婚し、母親に引き取られた。春人以外にはこの事実を知る者はいなかったが、後に美春とリオにも事情が明かされる。彼女は離婚の真相を知らず、母親を深く慕っていたため、母親が苦しい生活を送っていると感じ、春人に対して逆恨みの感情を抱くようになった。そのため、春人の名前が出ると過剰に反応してしまう。

リオに救われたことから、彼を尊敬し慕っている。書籍版では、リオがガルアーク王国の名誉騎士に叙任された後、リオが前世で春人であったことを告白される。しかし、リオの前世が春人であることに困惑し、否定的な態度を示すようになる。その後、セントステラ王国に行くことを決めた彼女は、貴久の行動を止めようとするが、それが不可能だと判断し、リオが原因で兄弟と美春が一緒にいられないと逆恨みし、美春の誘拐に加担する。

ガルアーク王国に戻った後、貴久と雅人と共にセントステラ王国へ向かう。そこで雅人との交流を通じて徐々に元気を取り戻し、自らの行動に対する後悔と反省を感じている。雅人には許されているものの、強い罪悪感や貴久、ハルトに対する複雑な感情に苦しんでいる。