Dr.くれは

139歳から141歳にかけての年齢を持つ、ドラム王国出身の老女医。彼女の愛称は「ドクトリーヌ」で、身長は188cm、誕生日は9月8日に設定されている。おとめ座で血液型はS型、好きな食べ物は酒と梅干しである。彼女は「マスターオブ医者」とも称されるほど医術に長けており、その腕前は非常に高い。しかし、治療費を高額に設定するため、「魔女」と呼ばれ恐れられている面もある。

かつてはギャスタの町のはずれにある大木に住んでいたが、ワポルが逃亡した後はドラム城に移り住んでいる。彼女は明るく活動的で、年齢を感じさせないほど若々しく、サンジにも劣らない蹴り技を持っている。年齢を指摘されることを極端に嫌い、そのような発言をすると怒りを露わにし、包丁を投げつけることもある。口調は荒々しいが、義理堅い性格も持ち合わせている。彼女の笑い声は「ヒーヒッヒッヒ」と特徴的で、口癖には「ハッピーかい?」「若さの秘訣かい?」がある。病気を「ハッピー」と称するのは、「病気でない時がいかに幸せかがわかるから」という理由からである。

彼女はワポルの医者狩りから逃れた唯一の生き残りであり、8年前に余命わずかだったヒルルクからチョッパーを託された。チョッパーに医者としての技術を教え込み、息子のように思っている。ルフィたちがドラムロックを登りドラム城にたどり着いた際には、彼らを治療した。チョッパーが麦わらの一味に加わる際には、表向きは武器を投げながら追い立てたが、彼らが使用したソリに医療道具入りのリュックを忍ばせ、ヒルルクの“桜”を再現して涙を流しながら見送った。

新世界編では、医療センター「イッシー100（ワンハンドレッド）」を立ち上げ、世界会議編では船医としてドルトンに同行している。彼女は「Dの意志」について何かを知っているようだ。