夜蛾 正道（やが まさみち）

47歳で都立呪術高専の学長を務める1級呪術師は、教育に対して「気づきを与えるのが教育」という信条を持っています。彼は生徒たちの成長を第一に考え、入学したばかりの虎杖に自らの呪骸と戦わせるなど、厳しい指導を行います。また、五条には拳骨や絞め技を用いて説教することもあります。

彼は「傀儡呪術学（かいらいじゅじゅつがく）」の第一人者であり、自らが作り出した突然変異呪骸のパンダもその一例です。彼の術式「傀儡操術（かいらいそうじゅつ）」は、呪骸を操る技術で、これらの呪骸は高い戦闘能力を持ち、痛覚や恐怖心がないため、攻撃を受けても怯むことなく戦い続けます。さらに、彼は可愛いものが好きで、その趣味が呪骸のデザインにも反映されています。

過去には五条、夏油、家入の担任教師を務め、特に自分勝手な五条をしばしば叱っていましたが、彼らのことを内心では大切に思っていました。夏油が両親を殺した事実を五条に伝えた際には、彼はショックを受けました。渋谷事変編では、元教え子の家入を守るために尽力しましたが、総監部から渋谷事変の発生を教唆したとして死罪を宣告され、最終的には楽厳寺の手によって処されました。