至道 イザヤ（シドウ イザヤ）

世界線Nの管理者であり、Dゲームの運営を担当している男性がいます。彼はDゲームを直接作ったわけではなく、既存のシステムをゲーム化したに過ぎません。表向きには、大手通信会社アルコーンの社長であり、エンジェル投資家としても知られています。

彼は当初、王を「特別観察対象」としていましたが、【エイス】を壊滅させたカナメを新たな「特別観察対象」としました。Dゲームを次の段階へ進めることを目指しています。

グリードの侵略によりDゲームの機能が破綻した後も、彼はオボロやシゲオを各地に派遣し、グリードへの対処を続けていました。その後、世界線Oで捕虜となっていたカナメを5年後の世界に連れ戻し、S・レーベンズに対して最終イベント「人狼ゲーム」の開催を告げ、世界間結節点の討伐を依頼しました。

5年後の世界では、彼は執行人たちを派遣してグリードを殲滅しつつ、彼らの中枢である「ワールドクラスハブ」を探し求めていますが、まだ発見には至っていません。

彼はGMとしての転送能力に加え、波長の長い電磁波を操作する異能『陽神光槍（ゲイ・アッサル）』を持っています。この能力を使えば、指向性エネルギー兵器として人体を焼き切ることも可能です。彼はDゲーム中に死亡したプレイヤーを太平洋上の無人島に転送し、この異能で火葬・埋葬を行っていました。

大学時代には「小鳥遊 紫響（タカナシ シオン）」という女性と恋仲にありました。彼女は以前、世界線Nの管理者であり、グリードの侵略を予知していましたが、それを防ごうとした際に罠に嵌められ、負傷して管理者権限を彼に移譲し、命を落としました。