ロイド・キャベル（Lloyd Cabell）

細目で狐のような風貌を持つ1年生の少年は、外見上は常に涼やかな笑顔を絶やさない好青年に見える。しかし、その実態は腹黒く、悪辣な性格の持ち主である。彼は右目の下に特徴的なアザがあり、糸を操る魔法を使いこなす。彼の両親は魔法局の高官であり、彼はその地位を利用して様々な悪事を働いている。学内では、クレゴス教頭とも裏で繋がり、悪質ないじめを繰り返していることで知られ、恐れられている。

彼は入学したばかりのマッシュに目をつけ、呼び出しを行うが、マッシュに忘れられたことに腹を立て、いじめを開始する。彼はマッシュのルームメイトであるフィンを脅迫し、教科書を破るよう強要するなど、陰湿な方法でマッシュを苦しめる。しかし、フィンがそれに耐えかねて反抗すると、彼はフィンをリンチさせる。その場に偶然居合わせたマッシュによって、彼は床に頭を叩きつけられ気絶する。

その後、彼は魔法局を通じてマッシュに対する退学処分を進めようとするが、これはウォールバーグによって阻止され、自らの行動が仇となる。