深澄 識（みすみ しき）

元ヒューマンで研究のために自らアンデッドとなった「リッチ」は、かつての記憶を失っている。彼は森鬼に憑依し、樹刑の力を利用していたが、完全に憑依しようとして失敗した。彼は「グラント」という、ヒューマンの上位種であり世界を渡ることができる存在になることを望んでいたが、巴によってその真実が明かされる。彼の本来の立場は、主従関係ではなく、餌と捕食者の関係に過ぎなかった。しかし、真の一時的な能力低下を利用し、魔力を蓄えた13個の指輪を手に入れることで、形だけの主従契約を結ぶことができた。

学園都市では、真の助手として授業に参加しており、真が厳しくする役割を担いながらも、生徒たちには慰めの役割を果たしている。そのため、生徒たちの能力評価や対応が甘くなっているという影響が見られる。