藤堂 三郎太（とうどう さぶろうた）

藤堂家出身の55歳の元祓魔塾講師で、上二級祓魔師の資格を持つ彼は、手騎士・医工騎士・詠唱騎士の称号を取得しています。彼は、周囲が定めた人生に疑問を持ち、悪魔落ちしました。日本支部の最深部部長として、「不浄王の左目」を盗み出し、蝮を使って京都出張所の「右目」も盗ませ、共に逃亡しました。降魔堂で達磨と戦いながら不浄王を復活させるも、彼の真の目的は不浄王を封じていた伽樓羅の力を得ることでした。達磨の使い魔である伽樓羅を喰らい、自らの身体に強制的に憑依させました。

彼は雪男との戦いで圧倒的な力を見せつけましたが、自身の能力を完全に把握していなかったため、予期せぬ反撃を受け、撤退を余儀なくされました。その後、他の悪魔の回収に従事し、八郎が捕獲された際には青森県に現れました。最終的には“選ばれし者”の中の“選ばれし者”となり、自ら乾留炉へ身を投じて新世界の礎となりました。

悪魔憑きとしての高い身体能力に加え、伽樓羅の力を得たことで強力な炎を操る能力を持っています。再生力も非常に高く、多少の傷はすぐに回復しますが、火属性の攻撃にはほぼ影響を受けません。ただし、火属性攻撃を過剰に受けると容量オーバーを起こす欠点があります。水属性には弱く、再生中に肉体が灰となるため、豪雨の中では肉体が流される危険もあります。憑依の影響で外見年齢は20代前半まで若返っています。