ダリエル

本作の主人公は32歳で物語が始まります。彼は魔王軍で四天王の補佐として働いていましたが、バシュバーザによって解雇されます。実は彼は人間族であり、魔法を使うことができません。しかし、オーラに対する適合性はすべて最高レベルです。

魔王軍では「人間族の武器を使うのは魔族の恥」という考えがあったため、彼は常に素手で戦っていました。彼は周囲への気配りが得意で、面倒見も良かったため、戦闘力がなくても後方支援で優秀でした。ドロイエやリゼートなど、彼を理解する魔族もいました。部下のノッカーからは非常に慕われており、彼もノッカーたちを一人一人区別することができます。この能力はラクス村に来てからも発揮され、村長としてミスリル工房や冒険者ギルドの拡張など、村の発展に大いに貢献しています。

彼には少しだらしない一面もあり、マリーカの胸を見て態度を変えることがあります。人間であるため本来は魔法が使えないはずですが、バシュバーザとの戦いの後、禁呪の影響で魔法を使えるようになり、オーラと魔法の両方を扱える唯一の存在となります。