アーク（アーク・ララトイア）

主人公はオンラインゲーム中に眠ってしまい、目覚めると自分のアバターと同じ姿でゲームに似た異世界に放り出されていた。このアバターは全身が骸骨で、ゲーム内での最強装備「ベレヌスの聖鎧」「夜天の外套」「テウタテスの天盾」「聖雷の剣（カラドボルグ）」を身につけている。彼のレベルやステータスは最大に成長しており、天騎士としての攻撃魔法、転移魔法、召喚魔法、回復魔法、蘇生魔法を駆使できる。

飲食も可能だが、食べたものがどこへ消えるのかは不明である。当初は骸骨の姿を隠して目立たない生活を送る予定だったが、アリアンとの出会いにより、エルフの里で自身の秘密を明かすことになる。自分の腕に解呪魔法を試したところ、一時的に元の姿に戻ることができ、本当に呪いによるものだと判明する。解呪の方法を探す中で、解呪効果のある温泉に触れることで一時的に元の姿に戻ることができるが、その際には感情が一気に押し寄せ、最初は昏睡状態になってしまった。

彼はララトイアの里に居候として来たが、後に正式に所属し、「アーク・ララトイア」と名乗るようになる。異世界での常識とズレがあり、とんでもないことをやらかすこともしばしば。戦闘経験はなく、高いパワーとステータスで戦うが、技術が高い相手には苦戦する。しかし、手先は器用で、ピザを焼いたり、サスペンション機能を持つ鞍を作ったり、醤油モドキを作るなど、知識も豊富である。

アバターを骸骨にしたのは、元々聖騎士だったが呪いをかけられたという設定を自分で作っていたため。エルフの少女に「鎧のおじさん」と呼ばれてもショックを受けていないことから、彼の年齢は中年程度と思われる。