猫又 育史（ねこまた やすふみ）

音駒高校バレーボール部の監督である直井は、68歳。バレーボールを「ボールを落とした方が負ける競技」と捉え、チーム作りは繋ぎを重視するスタイルを持っています。一時は現場を離れていましたが、最近になって監督に復帰しました。彼は優しい口調ながらも負けず嫌いな性格で、烏野高校の監督である烏養一繋とは古くからのライバルです。二人は若い頃から競い合い、大舞台での直接対決を夢見ています。

直井は宮城県出身で、中学時代に一繋と出会いました。二人はライバルとして切磋琢磨しましたが、直井が東京へ引っ越したため、中学時代の公式戦での決着はつきませんでした。その後、直井は音駒高校に進学し、一繋が烏野高校に進学したことで、再び春の高校バレーで対戦することを誓います。しかし、その対戦は実現せず、二人は後にそれぞれの母校のコーチや監督として再び関わることになり、烏野と音駒のライバル関係を築いていきました。

直井は烏野高校バレーボール部の成長を見守り、特に武田一鉄を気に入っています。彼と酒を飲むこともありますが、直井はすぐに酔ってしまうため、あまり長くは持ちません。