時崎 狂三（ときさき くるみ）

時崎狂三は、16歳の少女の姿をしており、顔の左半分を長い黒髪で隠している。彼女はスピンオフ作品『デート・ア・バレット』と『魔術探偵・時崎狂三の事件簿』の主人公であり、第3の精霊として知られている。狂三はお嬢様口調で話し、感情が高ぶると言葉を繰り返す癖がある。彼女は人間社会に深く溶け込んでおり、学校に転校するほどである。また、1万人以上の人間を殺害しているとされ、自らの影に人間を引き込んで消費する能力を持つ。

彼女の識別名は〈ナイトメア〉で、霊装は黒と赤のドレス〈神威霊装・三番（エロヒム）〉を身にまとう。発現する天使は巨大な時計の形をした〈刻々帝（ザフキエル）〉で、その長針と短針はそれぞれ古式の歩兵銃と短銃である。〈刻々帝〉は時間に関連する12種類の弾を発射する能力を持ち、それぞれ異なる効果がある。しかし、この能力は狂三の寿命を消費し、特に過去や未来への時間移動を可能にする弾は大きなリスクを伴う。

狂三は基本的にミステリアスな振る舞いをするが、猫が大好きで猫カフェに頻繁に訪れる一面も持つ。また、過去に特殊な嗜好に傾倒していたことを恥じており、多くの秘密を抱えている。彼女の左目は普段は髪に隠れており、金色の時計の形をしていて、彼女自身の時間を記録している。

キャラクターの創造において、狂三のビジュアルは性格よりも先に考えられたという。彼女の外見と能力が彼女の物語と性格を形作る重要な要素である。