宮水 三葉（みやみず みつは）

本作の主人公の一人である彼女は、岐阜県の山間にある糸守町に住む女子高校生です。2013年の夏には17歳で、岐阜県立糸守高校の2年3組に在籍しています。実際には、彼女は瀧よりも3歳年上です。新海監督によれば、彼女の誕生日は12月1日とされています。彼女は黒髪をえんじ色の組紐で結んでいますが、物語の終盤ではその組紐をカチューシャとして使っています。好きな動物はハリネズミで、性格は大雑把ですが、裁縫が得意で女子力もあります。

彼女は妹の四葉と一緒に宮水神社の巫女を務めています。母親の二葉はすでに病気で亡くなっており、町長である父の俊樹は家を出てしまいました。現在は祖母の一葉と妹の四葉と3人で暮らしています。父親が家を出たことに対しては、祖母との衝突が原因で複雑な感情を抱いています。

彼女は家系の神社や父の選挙活動、田舎での生活にうんざりしており、東京での華やかな生活に憧れています。物語のエピローグでは、彼女は東京で暮らしています。性別に対する矜持から、立花瀧との入れ替わりの際には、彼が彼女の体を勝手に触ったり入浴したりすることを禁止しています。