障子 目蔵（しょうじ めぞう） / テンタコル

長身の男子生徒で、口元をマスクで覆い、両肩からは膜つきの触手が2対生えている。彼が自ら名付けたヒーロー名は「テンタコル」。彼は寡黙だが、自身の“個性”によって作り出された口で普通に会話ができる。口調は硬いが、クラスメートを守るために自らを犠牲にすることを厭わない自己犠牲の精神を持っている。

彼の出身地では異形への偏見が根強く、彼もまた恐れられることが多かった。ある時、溺れていた少女を助けた際に起きた誤解から、彼は顔に傷を負い、その少女は彼の顔が怖くなったのは自分のせいだと泣いた。それ以来、彼はマスクをするようになった。過去の迫害を気にしつつも、彼は数少ない良い思い出を大切にしている。

彼の“個性”は複製腕で、触手の先端から身体の部位を複製することができる。複製した部位は機能が増幅され、例えば耳なら聴力が、手なら握力が本体よりも強化される。また、耳や目を展開することで強力な索敵活動が可能となる。複製部分は物理的に失われても再生が可能で、本体への影響はない。さらに、触手間の膜を広げて滑空することもできる。ただし、複製部位の欠損や再生は心身の消耗を伴うため、使用できる状況は限られている。

クラスメートの角取ポニーは、彼のタコのような姿が苦手である。