守凪 了子（カミナギ・リョーコ）

本作のヒロインは16歳の少女で、身長160cm、体重46kg。キョウの部屋の向かいに住む幼馴染であり、隣人でもあります。彼女の趣味はビデオ映画の撮影で、将来の夢は映画監督になることです。明るい性格で、周囲の人々を和ませる才能があり、自然と自分のペースに引き込む力を持っています。

彼女は以前からキョウに対して特別な感情を抱いていましたが、相思相愛の関係になってからも、シズノとキョウの過去の関係を気にしています。キョウやシズノとの交流を通じて、彼女の旺盛な好奇心と鋭い直感がセレブラントとしての覚醒を促し、その後はキョウのウィザードとしてウィッチの才能を発揮し、共に戦います。

アルティールに搭乗中、彼女は不意打ちを受けて命を落とします。その後、彼女の残存データがサルベージされますが、完全には復元できず、舞浜サーバー内では昏睡状態に陥ります。シンによって幻体が修復された後、昏睡からは回復しますが、感情を失った状態になります（ゼーガペイン・アルティール内では通常に戻ります）。ゼーガペイン・アルティールに搭乗した状態で舞浜サーバーにダウンロードされると、感情を取り戻します。

最終話のラストシーンでは、リョーコらしき妊婦が「早く生まれておいでよ。世界は光でいっぱいだよ」とお腹の子に語りかけています。この女性については、リザレクションシステムの早期完成によりキョウと結ばれたリョーコ説や、キョウとリョーコの子孫説があります。また、お腹の子についてもキョウとリョーコの子供説、実体化できずにキョウとリョーコの子供として実体化したシズノ説、キョウとリョーコの子孫説などが存在します。中には、キョウがリョーコの実体化前に寿命を迎えたという説もあり、女性の正体やお腹の子供については明確ではありません。

ドラマCD版では、舞浜サーバーからオケアノスへの転送時に声のデータが破損し（現実でいうと声が出ない状態）、シマの気まぐれで修復されるまでタルボの声のデータで代用されました。

映画『ADP』では、中盤にセレブラントに覚醒する兆しを見せ、未来の記憶（TVシリーズでの活躍）を垣間見ます。

小説『エンタングル：ガール』では、映研で自主映画『世界の終わりの夏の一日』を撮影していましたが、リセット後に覚醒し、一緒に映画を制作したチホやカノウが喪失したことを知ります。