はじめに
編集この怪獣は西洋の全身甲冑を思わせる外見を持ち、顔の中央に位置する目は十字傷のような瞼に覆われている。その瞼の内部には指令を下す器官が備わっており、口は二重構造で内側には草食動物の臼歯、外側には肉食動物のような鋭い歯が並んでいる。
主な攻撃手段は打撃であり、その筋力は非常に強大で、デコピン一つで遠くの建物にひびを入れることができる。さらに、戦闘技術が高く、目にも止まらない速さで連続攻撃を繰り出すことができる。また、巨大化する能力を持ち、その際には頭部にカブトムシのような角が生え、瞼と顎が一体化する。巨大化すると筋力がさらに増し、目を全身に形成することが可能で、死角をなくすことができる。
この怪獣は通常は単独で行動するが、フォルティチュード6.0以上の翼竜型怪獣を従えることがあり、そのカリスマ性により特攻を辞させない。戦いを好む性格で、どんな窮地に立たされても冷静に対処し、真っ向からの勝負を挑む武人的な一面を持つ。実は9号によって作られた試作品であり、人型時のフォルティチュードは8.3、巨大化時は9.0に達する。
ある時、翼竜型怪獣の編隊を率いて防衛隊第3部隊の立川基地を空から襲撃した。保科を敵中最強と見抜き、翼竜型怪獣に指示を出しながら保科と対峙した。激戦の末、全身をバラバラにされたが、核が射抜かれなかったため、巨大化して翼竜型怪獣を自爆ミサイルとして使い、保科を追い詰めた。しかし、ミナの砲撃と保科とキコルの攻撃により敗北し、核が半壊された。それでも生き残った核のかけらを持って翼竜型怪獣を集結させ、立川基地を爆破しようとしたが、カフカの攻撃により失敗し、第3部隊に拘束された。
その後、この怪獣は「識別型怪獣兵器10号」として兵器化され、自らの意思を保ちながら「史上初の意志を持った怪獣兵器」となった。
(ビューカウント: 4)
(最後の編集時間: 2024年6月24日16:07)
あなたの意見を聞かせてください