握菱 鉄裁（つかびし テッサイ）

浦原商店の店員であり、その巨体、ひげ、メガネが特徴的な人物。浦原喜助の右腕として常に支え、雨とジン太の面倒を見る役目も担っている。この店員はただの力持ちではなく、素手で虚を倒す強さを持ち、高度な縛道の術も使いこなす戦闘の達人でもある。

彼の体は非常に頑丈で、ルキアに蹴られても平然としていたり、一護が死神として力を発揮した際の爆発に巻き込まれても無傷であった。非常に特異な体質の持ち主で、織姫からはそのインパクトに「すごい出オチ」と評されたことがある。

また、彼は変わった一面も持っており、裸エプロンに挑戦するなどのコミカルな振る舞いを見せることも。一護が眠っている間にそっと添い寝するなど、ユーモラスな面も覗かせる。

101年前、彼は鬼道衆総帥・大鬼道長として要職に就いており、浦原や夜一とはその縁で知り合っていた。8人の仲間を救うたために時止めと空間転移の禁術を使い、罰として投獄されそうになるが、夜一の助けで現世へ亡命する。

小説『The Death Save The Strawberry』で、彼の投獄の罪状が藍染の策略によるものだとされ、罪が取り消されたことが明らかにされた。

物語の終章には登場せず、最終回にも姿を見せなかったが、彼の存在感とエピソードはファンの間で印象深いものとなっている。