心操 人使（しんそう ひとし）

1-Cクラスの男子生徒で、逆立った髪と目の下のクマが特徴的です。彼は長年ヒーローになる夢を持っていましたが、彼の「個性」が雄英ヒーロー科の入試と相性が悪かったため、普通科に入学しました。体育祭の決勝トーナメントで出久と対戦した後、相澤に注目され、捕縛布の使い方を徹底的に学びました。その後、A・B組の合同戦闘訓練に参加し、ヒーロー科に編入しました。

彼の「個性」は洗脳です。質問に答えた人を操る能力を持っていますが、その効果には個人差があります。洗脳を行う際は集中が必要で、一度に洗脳できるのは一人だけです。また、洗脳は肉声を直接聞かせなければ発動しないため、拡声機やマイクを通じては効果がありません。洗脳は衝撃を受けると解けることがあります。

彼は「ヴィラン向きの“個性”」と自他共に認められていますが、個性を鍛えることで命令を複雑にしたり、話をさせることが可能になりました。合同戦闘訓練からは、ペルソナコードと呼ばれる変声可変機構マスクを装着しています。このマスクは内部のプレートを変形させることで他人の声を真似て洗脳をかけることができ、これにより仲間内で疑心暗鬼を生じさせる効果があります。