ウィクトーリア / 559番

ウィクトーリアはかつて「聖女」として知られ、異端審問組織「テンプラー」の総指揮者としても活躍していました。彼女は剣の才能も持ち合わせており、『マスターオブガーデン』の七陰列伝10章5話では目隠しをして聖女を務めるシーンが描かれています。しかし、悪魔憑きを発症する前の彼女の姿が描かれることもあります。

シャドウとの出会いは、彼女が長距離散歩中に悪魔憑きを治されたことから始まります。シャドウから直接力を授かった数少ない人物の一人であり、番号559番として知られています。シャドウに対しては狂信的なほど忠実で、「忠実なる下僕」と自称していますが、イプシロンからは「やり過ぎ」と指摘されることもあります。シャドウによれば、彼女は元々「虫も殺せないか弱い女の子」だったと言います。

物語が進むにつれて、彼女はゼータと出会い、未来を予言するような発言をします。その予言通りに再会した際、ゼータが元悪魔憑きであること、悪魔憑きを完治させる方法が存在することを知り、自身の聖女としての在り方に疑問を持ち始めます。その後、自分自身が悪魔憑きを発症し、シャドウに救われることになります。

彼女はまた、シャドウから力を授かったもう一人の人物、666番のローズを警戒しています。ローズがディアボロス教団の策略によって捕縛された際、ウィクトーリアは彼女を裏切り者と見なし、切り捨てようとしました。

テレビアニメ版では、第1期第20話でガーデンメンバーの訓練風景に一瞬登場し、第2期第6話では目元が髪に隠れた状態で登場します。第9話ではゼータの諜報活動に同行し、本格的に出番となります。最終的には、シャドウに永遠の命を求めるため、ゼータと共にディアボロスを復活させる裏切り行為を働き始めています。