ゼータ

猫獣人で白髪ショートヘアの彼は、15歳から17歳にかけての若者であり、隠密として世界各地で諜報活動を行っています。彼の以前の名前はリリムであり、彼は「天賦」という二つ名を持つほどの才能を誇ります。彼は何でも器用に使いこなす究極の天才ですが、飽きっぽい性格のために一度身に付けた技術を極めることはありません。

彼は金豹族という獣人の英雄の一族出身で、族長の家系に伝わる英雄譚を受け継いでいます。彼の一族は悪魔憑きとされていましたが、迫害されることなく治療法を求め続けました。しかし、ディアボロス教団の弾圧により一族は滅ぼされ、彼はシャドウによって救出されました。その際、彼はミドガル王国に治療が可能な人物がいることを父から聞かされ、シャドウを使命と判断し、シャドウガーデンに加わる決意を固めました。

シャドウガーデンの中で彼は唯一、シャドウが永遠の命に肯定的であることを知っており、シャドウに永遠の命を与えることに同意を得ました。彼は世界を管理する神としてシャドウを仕立て上げるため、ディアボロスを教団よりも先に復活させる裏切り行為に手を染めています。

彼はデルタというキャラクターとは犬猿の仲であり、出会う度によく揉めています。テレビアニメ版では彼の登場が早まっており、第1期では諜報活動の様子が描かれていますが、物語の本筋には介入しません。第2期ではより多く登場し、主に徒手空拳やスライムを使った戦闘スタイルで活躍します。また、『マスターオブガーデン』ではスライムを使って輪刀や圏などを形成して戦います。彼はシャドウを「主」と呼び、忠実に仕えています。