雨露柘榴（うろざくろ）

『雨露柘榴』は、目を黒い革帯で覆った扇情的な女性の姿をしています。彼女は痣城の姉に顔が似ていると言われています。彼女は痣城とは対照的に、昂揚的で饒舌な性格を持ち、痣城が無駄だと感じることを好んでいます。痣城をからかうように接するものの、彼にはあまり気にされていない様子です。彼女は痣城がピンチに陥るたびにその状況を楽しむ傾向があり、「持ち主が危機を感じることが快感」と述べ、自身の能力を浦原と夜一に暴露しています。

『雨露柘榴』の精神世界は彼女の能力によって現実世界と融合しており、そのため彼女は精神世界の外に出ることができます。しかし、痣城と会話している時は、他の人には認識されず、痣城が独り言を呟いているように見えます。彼女の存在する精神世界は、痣城が無駄と判断した感情の掃溜めとして利用されています。