堂島 健吾（どうじま けんご）

高校2年生の時に新聞部の部長を務めていた船戸高校の男子生徒は、3年生になると受験勉強を理由に部活を引退した。彼は小学校からの同級生である常悟朗とは特に親しいわけではないが、長い付き合いのある間柄だ。彼の外見は角刈りで、体格は大柄で力強い。

彼は正義感と義侠心に溢れ、誠実で裏表のない性格をしている。困っている人がいれば、何事も率先して行動するタイプだ。小学生の頃から常悟朗を知っており、当時は彼を嫌な奴だと思いつつも認めていた。しかし、中学校が別々だったことで、常悟朗が小市民的な振る舞いをするようになり、彼に対して否定的な見方をしている。卑怯な行為を許せず、特に女子の物を盗むような人間を良く思っていない。彼は大雑把な性格だが、時には思慮深い一面も見せる。

彼は常悟朗とは親友とは言えないが、困った時には常悟朗が頼れる唯一の人物であり、事件に巻き込まれた時にはすぐに駆けつける。また、彼には交友関係が広く、「友達100人」が自慢の姉・知里がいる。