氷室 辰也（ひむろ たつや）

身長は183センチメートル、体重は70キログラム、誕生日は10月30日です。陽泉高校の2年生で、ポジションはシューティングガード（SG）、背番号は12番。火神の兄貴分として知られています。

右目の泣きぼくろが特徴的な美男子で、女子からの人気も高いです。彼は「頭は冷静、心は熱く」を信条とする熱血漢で、物腰柔らかで優しげな振る舞いをしています。

彼は火神とアメリカのジュニアスクール時代に知り合い、兄弟の証としてペアリングを分け合う仲でした。しかし、火神が負傷していた彼にバスケで手加減したことに激怒し、ペアリングをかけての試合を申し込みましたが、火神が帰国したため決着はつきませんでした。WCの誠凛戦で火神と互角の勝負を繰り広げ、試合終了後に和解しました。

陽泉のメンバーの中で、彼は紫原と対等に付き合えるほぼ唯一の人物です。紫原の振る舞いには比較的寛容ですが、WCで試合を諦めかけた紫原を殴って鼓舞するなど、重要な局面では毅然とした態度を見せます。

彼は青峰とは対極の、基本に忠実かつ極限まで洗練されたプレイを体得した超正統派選手です。そのスタイルは非常に滑らかで、普通のシュートやフェイクでも強力な武器となります。「陽炎のシュート」で陽泉のオフェンスを担い、その実力は「キセキの世代」と遜色ないと言われていますが、火神という「天才」に対してコンプレックスを抱いています。

小説版では、火神の帰国後、療養中の父親に会いに来た虹村と出会い、親しくなります。