マサユキ・ホンジョウ（本城正幸）

日本人でロシア系の血を引く主人公は、高校入学直後に青い髪の美女に心を奪われた瞬間、異世界に転生する。彼は自由組合の冒険者として活動を始め、やがて「勇者マサユキ」または「閃光のマサユキ」として名を馳せるようになる。彼は書籍の第9巻で魔国連邦を訪れ、リムルと出会い、魔国連邦での滞在を許可される。

開国祭の武闘大会で準優勝を果たした後、彼は自分の実力以上に高評価を受けることに困惑し、リムルに庇護を求める。その後、彼は迷宮攻略の広告塔として活動し、迷宮運営にも関わるようになる。書籍の第16巻では、コルヌによる迷宮内での暗殺未遂事件が発生するが、ヴェルグリンドによって救われる。彼女からは、自分がルドラの魂の欠片が集まった転生体であることを告げられる。これを機に、彼は皇帝を失った帝国で「マサユキ・ルドラ・ナム・ウル・ナスカ」として即位する決意を固める。

書籍の第19巻では、彼は前世の自分である勇者ルドラの人格を再現し、フェルドウェイの王宮城塞を攻略する。彼の戦闘能力は特別なものではないが、ユニークスキル「英雄覇道」により、彼の行動は常に周囲に好意的に解釈され、良い結果をもたらす。転生時に抱いた青い髪の美女への煩悩が真実の愛と解釈され、彼は究極能力「英雄之王（シンナルエイユウ）」に覚醒する。この能力により、彼の奉者には幸運と究極能力に対抗できる加護が与えられる。また、「英魂道導（ハシャノヨルベ）」という能力により、過去の英雄たちを全盛期の状態で再現することができる。