ルミナス・バレンタイン

彼女は夜魔の女王として知られる吸血鬼族の女王で、5番目の魔王でもあります。彼女は高貴な出自から来る優雅さを持ち、銀髪と金銀色の瞳を持つ美しい少女の姿をしています。2000年前、彼女は自らの創造主である吸血鬼族の神祖を倒し、族長となりました。その後、ヴェルドラによって首都が破壊された際、彼女は吸血鬼族の生き残りを守るために人間を保護するシステムとして宗教を基盤にルベリオス国を建国しました。1500年前からは、その国の信仰の対象である神ルミナスとして崇められ、ロイを表の魔王として立て、国の運営はルイなどの部下に任せて自身は隠遁生活を送っていました。

彼女は1000年間、時間を遡るクロエと友人として過ごし、リムルの存在と未来について知らされていました。ヒナタがこの世界に転生した後、彼女はクロエの身体とクロノアを封印し、リムルの動向を見守っていましたが、リムルとヒナタの衝突やリムルが魔王を名乗るなど、予知されていた未来と異なる展開に焦りを感じていました。書籍6巻ではリムルを保護するために魔王たちの宴に参加し、その際にミリムやヴェルドラの不注意で自身の正体が暴露されます。書籍7巻では七曜の老師の陰謀を自らの手で終結させ、書籍8巻でヴェルドラにお仕置きを行った後、リムルと和解し、魔国連邦と100年の不可侵条約を結びます。開国祭に参加した後、リムルに信仰と恩寵の秘奥を授け、文化や技術の交流を望みます。書籍11巻では音楽交流のためにリムルらを国に招待した際、クランベルとユウキらの襲撃を受け、クロエとヒナタを失いかけますが、リムルとの協力により彼女らの復活を遂げます。

彼女は大罪系ユニークスキル「色欲者（ラスト）」を持ち、生と死を司る権能を有しています。書籍11巻でグランベルによりヒナタが殺害されたことによる無念と怒りから悪魔系究極能力「色欲之王（アスモデウス）」に覚醒し、クロエの「無限牢獄」に取り込まれていたヒナタの魂を救い出します。