リムル＝テンペスト

種族進化：初めは妖魔族スライムとして転生し、その後魔粘性精神体（デモンスライム）、最終的には竜魔粘性星神体（アルティメットスライム）へと進化する。

所属国：ジュラ・テンペスト連邦国（魔国連邦）

主人公は、日本のサラリーマン、三上悟（声 - 寺島拓篤）が不慮の事故で亡くなり、異世界でスライムとして転生する。彼は以前、大学を卒業後、大手建設会社に勤めていた。転生後、洞窟で暴風竜ヴェルドラと出会い、名前を交換することで「名持ちの魔物」となる。また、同郷人シズを吸収し、人間の姿を模倣する能力を得る。外見は女性に近いが、生物学的には無性であり、性格や口調は男性的である。

性格は基本的に軽快で温和な平和主義者。サラリーマン時代から頼まれると断れない性格で、名付けた魔物たちを家族同然に思い、仲間を守るためなら冷酷な一面も見せる。また、人たらしの才能があり、配下の者たちは彼の命令に忠実に従うが、時には調子に乗って失敗することもある。

彼の目標は「種族問わず楽しく快適に過ごせる国を作る」こと。この理念に基づき建国した魔国連邦は、他国と比べても遜色ないレベルの生活環境を実現している。リムルは多様性と文化の発展を重視し、世界征服の野望は持っていない。

交友関係では、暴風竜ヴェルドラとは最初の友であり義兄弟、魔王ミリムとは親友、ドワーフ王ガゼルとは兄弟弟子、天帝エルメシアとは悪巧みを共にする仲間として親しい関係にある。

ゲームクリエイターの遠藤雅伸は、この作品のスライムについて「スライム=最弱」という一般的なイメージを覆す独自の世界観を持っていると評価している。