ランス・クラウン（Lance Crown）

銀髪に水色がかったクールな少年で、トッドによると背も高い。彼はアドラ寮の1年生で編入生でもある。彼の初登場は第7話である。右目の下には直線のアザが2本あり、重力魔法を使いこなす才能を持つ。彼は「超名門」クラウン家の長男で、編入試験では1位で合格し、学業成績もトップクラスの優等生である。頭の回転が速く、学内の情報にも長けている。

彼は自他共に認めるシスコンで、妹のアンナを深く愛している。彼はアンナの写真が入ったペンダントを常に身につけ、彼女のブロマイドを土産として持ち帰るなど、独特な行動をとることがある。アンナが魔力を失う不治の病にかかったため、彼は神覚者となり、魔法局に入ることで社会を変えることを目指している。

物語の初めには、マッシュの敵として登場し、レモンたちを人質に取り、マッシュに戦いを挑む。しかし、その行動はすべて妹のためであり、本来は不器用だが人間味のある優しい性格を持っている。彼は同じ寮の仲間に厳しい態度を取ることもあるが、学業をサポートするなど面倒見の良い一面も見せる。

マッシュとの戦いで事実上敗北し、マッシュに「悪い奴じゃない」と評された後、彼は負けを認める。その後、マッシュとは親友となり、ライバルと言いながらも彼を支援するようになる。また、マッシュの友人ドットとも友情を深めている。

作者はこのキャラクターを主人公と同等の強さを持つイケメンライバルとして創造し、少年漫画らしいキャラクターであると述べている。