死柄木 弔（しがらき とむら） / 志村 転弧（しむら てんこ）

超常解放戦線の最高指導者であり、20歳の若さで多くの手を持つ痩身の男性です。彼は志村菜奈の孫であり、顔や首に手を付けているのが特徴です。彼の顔に付けられた手は「父さん」と呼ばれ、常に特別な扱いを受けています。

彼の幼少期はヒーローに憧れる普通の少年でしたが、父親によってヒーローについて話すことが禁じられていました。ある日、姉が祖母の写真を見せたことがきっかけで、父親に厳しく罰され、その結果、彼の中で強い憎悪が芽生えました。この感情が引き金となり、彼の「個性」である崩壊が発現し、家族を無意識のうちに殺害してしまいます。その後、父親によって頭を殴られたことで、彼は初めて明確な殺意を抱きます。その後、彼は誰からも助けられずに街を放浪し、最終的にオール・フォー・ワンに拾われます。

彼の「個性」は、触れた物を破壊する能力で、人間であれば1分以内に塵に変えることができます。当初は5指が触れなければ発動できませんでしたが、異能解放軍との戦いを経て、直接触れていないものにも崩壊を伝播させることができるようになりました。

彼はヒーローからは「子供がそのまま大人になったような人物」と評され、オールマイトからは「子供大人」と称されています。彼のキャラクターは、東日本大震災やインターネットを通じてのISILの台頭など、現代のニヒリズムが反映された人格として描かれています。