黒龍 キリカ（こくりゅう キリカ） / 桐姫（きりひめ）

ドラゴンバンクの社長令嬢であり、周囲から「桐姫」と呼ばれている彼女は、20歳の若さで同社の取締役に就任しています。多くの人からはコネだと思われていますが、実際には優れた才能を持っており、稲垣氏は彼女を23歳で描いています（ドラマ版では24歳）。

彼女はモデルのような美しさと、中国語・フランス語を流暢に話す知性を兼ね備えていますが、性格は傲慢でビジネスライクです。彼女は「仕事のできる人」を好み、自分や会社の利益にならない人々を無駄と考え、切り捨てます。

人を見る目があり、父親である黒龍一真からの影響で所有欲が強く、ハルとガクを支配下に置こうとします。彼らが提示した出資話に1億円を準備し、代わりに株式の51パーセントを求めますが、それをハルに利用されてしまいます。

その後、社内で飼い殺し状態の蛇島をガクに紹介し、トリリオンゲーム・ゴップロへの移籍を促して事業拡大に貢献させます。この移籍がきっかけで父親との対立が生じ、自ら駒として扱われることを嫌悪しています。

ハルが彼女との結婚や子会社化を断った後、彼女はトリリオンゲームを打倒するために『D-REXジャパン』を買収し、その社長になります。無限の資金力と帝王学を駆使し、地上波のコンテンツを次々と手中に収めていきます。

彼女は登場するたびに異なるドレスを身にまとい、実際のスタイリスト（相澤樹）を起用して描かれています。