ドエム・ケツハット

ローズの婚約者であり、オリアナ王国の宰相を務める彼は、モードレット派の一員として国王に毒を盛り、王国を掌握しようと企む。彼は王妃レイナと共謀しており、ブシン祭での一件では、毒を使って操ったオリアナ国王を利用し、ミドガル国王を暗殺しようと試みた。しかし、アイリスがベアトリクスを特別席に招待したことや、ローズが国王を殺害し、シャドウがローズを救出したことで計画は失敗に終わる。

その後、彼はレイナを利用してローズを捕らえ、「契約の指輪」を使って自らの地位を高めようとするが、指輪はシャドウによって盗まれ、結果的にローズの手に渡る。指輪に記されたオリアナ国王の遺言が公になり、彼の悪事が露見する。最終的には、モードレットに見捨てられ、レイナと共に命を落とす。

テレビアニメ版では、オリアナ王国に戻った彼がモードレットから厳しく叱責されるシーンが描かれ、彼の野心的な性格とモードレットを「老害」と内心侮蔑する様子が強調されている。