原田 蒼（はらだ そう）

シンフォニックオーケストラ部に所属する3年生の先輩で、1stヴァイオリンのパートリーダー兼コンサートマスターを務める。彼は中学時代からの後輩である佐久間、筒井、立花にとっても尊敬される存在であり、技術的にも非常に優れている。彼の演奏は、その楽しげな表情と周囲を惹きつける魅力的な雰囲気で、多くの女子生徒を魅了し、「原田マジック」と称されることもある。また、その人柄の良さから、男女問わず多くの生徒に親しまれている。

彼は次期コンサートマスターと目されていた2年生の羽鳥に対しても、時に厳しい言葉を投げかけることがある。「お前の中途半端な姿勢がみんなの努力を邪魔する」という彼の言葉は、羽鳥にとって大きな刺激となった。部活を引退した後も、彼は後輩たちのことを気にかけ、しばしば彼らの面倒を見ることがある。その姿勢は多くの後輩たちから尊敬され、慕われている。