ファルファ

アズサに倒されたスライムの魂から生まれた双子の精霊の姉、ファルファ。見た目は10歳くらいの少女だが、実際の年齢は約50歳。彼女は深き森ベルグリアのアイデルという地域にある小屋で、シャルシャと共に暮らしていた。大スライムや孤児院の院長（故人）の支援を受けながら、悪いスライムを倒す冒険者として活動していたが、シャルシャの魔法が完成したことを機に、シャルシャの復讐を伝えるためアズサの元を訪れる。アズサのことを「ママ」と呼んでいる。

ファルファは明るく活発で、好奇心旺盛な性格。家の周りでバッタを捕まえるのが好きで、数学や理系科目が得意で、大学教授になれるほどの知識を持っている。マースラによると、彼女のレベルは35程度。魔法よりも他の勉強に興味があるため、魔法は使えない。身体能力は一般的な子供よりも高く、冒険者として活動できるが、高原の家に来てからは特に冒険はしていない。

生まれた瞬間を見た者がいないため、どちらが姉でどちらが妹かは彼女たち自身の感覚で決めた。明るく振る舞うのも、意識的にそうしている部分があるらしい。過去に寝違えでスライムの姿になったことがあり、その時の体色は人間の姿の髪の色と同じ濃い水色で、普通の大きさのスライムだったため、会話はできなかった。髪の毛は触手のように伸ばすことができるが、ほとんど使ったことはない。

野菜はあまり好きではなく、特にセロリが苦手。正確な誕生時期が不明なため、アズサ、シャルシャ、サンドラと共に5月17日を誕生日としている。