チカ / 能島 千歌（のじま ちか）

「カミサマ候補」ランクAとして高校一年生の彼はゴローと同じ学校に通っている。彼は一人で科学研究会に所属し、部室を自分専用に改造して研究に没頭している。天然で好奇心旺盛な彼の行動は突発的で、ゴローを戸惑わせることが多い。スマートフォンの電源を切ることで、自身がカミサマ候補であることを隠しながら情報を集めていた。

かつて親に不満を持ち、自殺を図ろうとしたが、リョウに助けられた経験があり、彼女と兄のキョウとはすでに顔馴染みとなっている。ゴローたちを理科室で襲ったガスマスクの正体でもある。ゴローが入院中の病院の屋上でホノカと対決するも、覚醒したホノカに敗北する。敗れた彼はホノカから協力を求められ、これに応じるが直後にキョウの能力によって攻撃を受ける。その後、ホノカによって治療される。

彼の能力「エントロピーマスク」は炎を操る力だ。元素や可燃物の反応を制御し、酸化反応による燃焼や金属の錆び、さらには爆轟現象を引き起こすことも可能で、非常に高い殺傷力を持つ。また、反応熱を操作することで生物に対しても凶悪な攻撃を仕掛けられる。