麗日 お茶子（うららか おちゃこ） / ウラビティ

茶髪のショートボブで、スクールユニフォームにタイツを合わせる彼女は、雄英高校1-Aに通う女子生徒で、三重県出身です。彼女は明るく、時々西日本の方言が混じる話し方をします。爆豪には「丸顔」と呼ばれています。

彼女の両親は建設会社を経営していますが、収入は多くないため、ヒーローになって両親を楽にさせたいという強い動機があります。彼女のヒーローコスチュームは、彼女の「個性」である無重力を使う際の酔いを抑えるために、首と手首にツボ押し機能が付いています。デザインは制作会社にお任せしたため、タイトなボディースーツとなりましたが、冬にはデザインが改変されています。

彼女が自ら考案したヒーロー名は「ウラビティ」で、これは彼女の名字と「個性」のグラビティを掛け合わせたものです。入試前に出久に親切を示したことで彼に好意を持たれ、彼女も入試で出久に助けられて以来、彼に友好的に接しています。彼のことを「デクくん」と呼び、親しみを込めています。

期末テスト中に青山に出久への好意を指摘され、仮免試験の際にはその恋心を完全に認めるようになります。彼女は出久のようになりたいと願いつつ、彼への感情を抑えることを決意します。

幼少期にヒーロー活動を目の当たりにして以来、人々が笑顔になるのを見て人助けをすることの大切さを学びました。彼女の「個性」は無重力（ゼログラビティ）で、両手の指先の肉球を使って対象物を一時的に無重力状態にすることができます。ただし、許容量を超えると酔いが生じ、最悪の場合は嘔吐してしまいます。また、自分自身を無重力化することも可能ですが、これには大きな負担が伴います。訓練を重ねた結果、短時間ならデメリットなしで自身を浮かせることができるようになりました。覚醒すると、ゼログラビティの効果を他の対象にも広げることができるようになります。