アンドリュー・ギルバート・ミルズ

アフリカ系アメリカ人でありながら、生粋の江戸っ子である彼は、180cm近い筋骨隆々の体格と鮮やかな黒い肌、さらに禿頭と髭面という威圧的な外見を持ち、笑顔には独特の迫力があります。現実世界では東京都台東区で「ダイシー・カフェ」というカフェバーを経営し、結婚もして順風満帆な人生を歩んでいましたが、突然SAOに囚われてしまいます。

SAOの第1層からフロアボス戦に参加している斧使いで、キリトにとっては気を許せる数少ない理解者の一人です。第1層攻略後からキリトを手助けし、友人たちと共に彼を「ブラッキー（黒ずくめ）」と呼んでいます。ある時期から商人プレイヤーに転向し、第50層に故買屋を開き、キリトが厄介事に巻き込まれた際の避難先となることもあります。表向きは儲け優先のように見えますが、実際には利益のほとんどを中層ゾーンのプレイヤーの育成支援に使い、彼らを見守っていました。商人に転向後も攻略組と遜色ない実力を持ち、第75層決戦に参加し、無事に現実世界へと帰還しました。

SAOから帰還後、妻のハイミーが守っていた店のマスターに復帰しました。ALOで撮られたアスナらしき人物のスクリーンショットとALOのパッケージをキリトに提供し、彼を後押ししました。VRMMORPG関係にコネを持ち、ALO事件後、キリトが茅場から託されたプログラム「ザ・シード」を解析し、秘密裏に世界中の無償サーバーにアップロードしてVRMMOゲーム復活の影の立役者となりました。キリトたちと共に新生ALOを始めてからは、店をパーティーやダイブスペースなどの集合場所として提供しています。フルネームが長いため、リアルでもキリトたちから「エギル」と呼ばれています。

妻とは時間帯を分けてVRMMOをプレイしており、URでは偶然にもインセクサイトのプレイヤーだった妻と遭遇しました。ALOでは商人キャラとして、キリトたちの資金援助を得て店を開業しています。URではクラインと共にキリト一行に合流し、小ぶりの両刃斧とクライン同様のレザーアーマーを装備しています。