壊理（えり）

孫娘は八斎會の組長の家族で、わずか6歳です。彼女の母親は組長の娘で、結婚を巡って父親と対立し、絶縁状態になりました。その後、彼女は自分の「個性」を使って父親を消滅させてしまい、母親に捨てられ、組長に引き取られました。彼女はオーバーホールによって八斎會の地下に幽閉されていましたが、脱走し、出久がインターン初日のパトロール中に出会いました。この時、オーバーホールは彼女を自分の娘と偽り、ヒーローたちは彼女を彼の娘だと誤解しました。八斎會突入作戦の終盤で出久たちによって救出され、雄英文化祭後は彼女の「個性」の放出口である角が再び成長し始めました。そのため、彼女は「個性」を抹消できる相澤がいる雄英高校で預かられることになりました。

彼女の「個性」は「巻き戻し」と呼ばれ、人の時間を巻き戻す能力です。この能力は両親の家系には見られない突然変異型で、彼女は自分の意志でこの「個性」を発動・停止することができません。発動中は対象に触れ続ける限り効果が続きますが、オーバーホールは彼女の「個性」を強制的に止めていました。また、発動中は彼女の額の角から光が放出され、エネルギーを使い切ると角が小さくなります。

オーバーホールは彼女の血や細胞を利用して、「個性」を破壊する銃弾と、その効果を巻き戻す血清を開発しています。