フレッド・アバーライン

ロンドン警視庁に勤める警部補で、ランドル卿の配下にある男性。彼は正義感が強く、誠実な性格をしている。ファントムハイヴ家についてはランドル卿から聞き、その後、何度もその家と関わることになる。裏金など不正な報酬には否定的だが、ロンドンの安全を守るという目的ではランドル卿と共通しており、そのためシエルに対しては協力的な姿勢を見せる。シエルからは、正直だが大物にはなれないと評価されている。

「青の教団編」では、ブラバットからの自白を受け、シエルが無実であることを理解しながらも、彼の立場から逮捕を命じざるを得ない状況になる。

テレビアニメ版では、第1期に登場し、原作に忠実な人物像を持ちつつも、設定やストーリー上の役割には若干の違いがある。警部補として働きながら、結婚と子供の誕生を控えているが、第20話で劉の攻撃からシエルを守るために致命傷を負い、シエルの看護のもとで息を引き取る。