V・じゅり・F（ヴィクトル・じゅり・フランケンシュタイン）

桜新町で唯一の妖怪医であり、町のアイドルとしても知られる彼女。8月30日生まれの24歳で、身長は168センチメートル。彼女は真人間でありながら、地元のテレビ番組にも出演していたが、最近は控えている。名前は平仮名だが、イギリスで生まれた。辛い食べ物が大好き。

彼女は明るい性格で、常に笑顔を絶やさないが、怒るときも笑顔で迫ってくるため、非常に怖いと評されることもある。彼女の力は人間離れしており、暴走する車を足だけで止めたり、腕相撲でヒメと桃華を同時に相手にして圧勝するほど。本人曰く、骨の回し方と筋肉の縮め方がポイントらしい。ヒメにとっては姉のような存在で、幼いころから彼女の面倒を見てきた。趣味は八重とのドライブで、1日10時間の睡眠を必要とし、患者用のベッドで仮眠を取ることもある。食事量はヒメよりも多い。

彼女はマリアベルの子孫であり、医者でありながらナース服を着ているのは、先祖代々の決まりによるもの。幼少期には一人でカルヴァーニの子孫を追って桜新町に来たことがあるが、当時は町を救うために禁術に手を出したカルヴァーニが迫害されていたため、無愛想で大人嫌いの少女になっていた。この性格は、マチが「小さくても良く通る声を持った大人になってみなさい」と諭したことで徐々に変わっていった。しかし、マリアベル以外のカルヴァーニの子孫は来日の数年前に途絶えてしまい、当初の目的は達成できなかったが、桜新町に移住し妖怪医になるという新たな目標を見つけることとなった。