セバスチャン・ミカエリス

ファントムハイヴ家に仕える執事で、主人公の彼は、黒い髪と紅茶色の瞳を持ち、身長は186cm。彼は品格、教養、武術、料理、外見といったあらゆる面で完璧な人物である。その卓越した能力に反して、彼は非常に謙虚で柔らかな物腰を持っているが、内心では毒舌や皮肉を吐くこともある。特に、破滅的な家事を行う同僚たちに対しては、表面上は丁寧な態度を崩さないものの、心の中では彼らの失敗に対して暴言を吐くことも。彼は猫や虎など猫科の動物が大好きで、特に肉球を押すことに喜びを感じる。

しかし、彼の真の正体は悪魔である。人間では不可能な技術を難なくこなし、人間の攻撃では傷つかない。彼はシエルと3つの契約を結んでおり、シエルに対して絶対的な忠誠を誓っている。彼の左手には黒魔術の逆ペンタクルが描かれており、現在の外見はシエルに合わせて選ばれたものだ。執事としての業務には当初不慣れだったが、シエルの指導と鍛錬により、完璧な執事へと成長した。

彼の決め台詞には、「私はあくまで執事ですから」「ファントムハイヴ家の執事たる者、このくらいできなくてどうします?」「御意、ご主人様（イエス マイロード）」がある。また、「セバスチャン」という名前は、以前ファントムハイヴ家で飼われていた犬から取られたもので、それ以前の名前は不明である。彼は「ケルベロス」という名の犬を飼っているが、本編では登場していない。

テレビアニメ版では、彼は犬が苦手であり、第1期の最終話では真の姿を現す。第2期では、シエルが悪魔に転化されたことで、彼は永遠にシエルの魂を食べることができなくなり、永遠にシエルの執事として仕える運命になる。最終話では、執事長の証であるピンを返上し、シエルとともに屋敷を去る。そして、彼の決め台詞は「あくまで悪魔の執事ですから」に変わる。