澤部 椿（さわべ つばき）

市立墨谷中学校の3年生で、公生とは隣同士の家に住む幼なじみです。彼女の誕生日は5月19日で、身長は155センチメートルです。

運動神経が抜群で、ソフトボール部では主砲を務めています。そのため、周囲から「女ゴリラ」とからかわれることもあります。

公生のことを世話のかかる弟のように思っており、彼がピアノから離れて中途半端な状態にあることを心配しています。彼が再びピアノを弾けば何かが変わると信じており、公生にもう一度ピアノを弾いて欲しいと願っています。かをりが公生に伴奏を依頼した際には、かをりを全面的にサポートしました。しかし、かをりと公生が音楽を通じて親しくなるにつれ、疎外感を感じるようになります。

かつて憧れていた先輩の斉藤に告白されましたが、当時のような胸の高鳴りを感じず、返事を保留していました。その後、斉藤と付き合うことになりますが、話題はいつも公生のことばかりで、斉藤は椿の本当の気持ちに気づき、別れを告げます。

公生に対しては、弟のような存在から次第に特別な感情を抱くようになり、彼の側にいたいと思うようになります。公生が音楽科のある高校に進学するために家を出ると話した際には、号泣しながらその場を去ってしまいました。これについて柏木に指摘され、色々とアドバイスを受けています。

高校は奥津音大附属高校の近くにある奥津女子高等学校を希望しており、模試の判定はBでした。これにはクラスメイトも驚いていました（周囲には運動神経だけの脳筋女と思われていたため）。