黒炭 カン十郎（くろずみ カンじゅうろう）

ワノ国出身の侍であり、赤鞘九人男の一員である彼は、光月家に仕える家臣として潜入し、黒炭家からオロチへ情報を流していた内通者です。彼の異名は「夕立ち カン十郎」と呼ばれています。

彼はワノ国九里で生まれ、34歳です。誕生日は7月21日で、身長は347cm、血液型はX型です。彼の星座はかに座で、好きな食べ物は刺身のレタス巻きとロールキャベツ、嫌いな食べ物は桃です。趣味は水墨画で、イメージ動物はホトトギスです。

彼は歌舞伎風の衣装を身に纏い、赤い長髪と顔の白塗りが特徴的な長身の男です。背中には「辻死梅」という巨大な筆を背負っており、帯刀せずにこの筆を武器として使用します。彼の一人称は「それがし」で、笑い声は「カッカッカ」と表現されます。

彼は黒炭家の分家出身で、大衆演劇の一座で生まれましたが、黒炭家への迫害により両親を失い、心を閉ざしてしまいます。役者としての才能をオロチに見出され、光月家への潜入を行いました。彼は超人系悪魔の実「フデフデの実」の能力者で、筆で描いた絵を実体化させる能力を持っています。この能力で作り出したものは本物と同様の性質を持ちますが、彼の画力が低いため、質は低く、水に濡れると溶けてしまいます。しかし、右手で描いた場合は高い質での実体化が可能です。

彼はかつては希美で日銭を稼ぎ、人の髪を切って筆を作っていましたが、おでんを狙い返り討ちに遭い、その後錦えもんたちと共に20年の時を越えて「ゾウ」を目指しました。ワノ国編では、魚屋として花の都に潜伏し、決起当日には自身の正体を明かし、モモの助を連れ去りました。その後、赤鞘の侍たちの前に立ちはだかりますが、菊の丞に敗れます。最終的には錦えもんに討ち取られ、彼の手にかかったことに涙を浮かべて倒れ伏しました。