豊浜 のどか（とよはま のどか）

誕生日は3月14日、血液型はA型、身長158cmの彼女は、第4巻のヒロインです。初めて登場したのは第3巻で、麻衣の異母妹です。金髪に染めた髪をサイドポニーテールにしている彼女は、アイドルグループ「スイートバレット」の一員で、「どかちゃん」という愛称で呼ばれています。横浜にある桜葉学園の2年生です。

彼女は自他共に認めるシスコンで、芸能事務所の公式プロフィールには「好きなもの」として「桜島麻衣」と書かれています。幼い頃、「姉が欲しい」と親にねだった結果、既に芸能界で活動していた麻衣を父親に紹介され、憧れの「お姉ちゃん」として崇拝するようになりました。麻衣は当初、彼女に対して複雑な感情を抱いていましたが、幼い彼女から送られてくるファンレターが麻衣の精神的な支えとなっていました。

彼女は勝気で気が強く、少し短気な面もあります。咲太に対しては刺々しい態度をとることが多いものの、本質的には良い性格で、思春期症候群の際に助けてもらったことから咲太に感謝し、彼の人柄を理解しています。麻衣を独占しないよう咲太を牽制することもありますが、麻衣の幸せを願って咲太に協力することも多々あります。彼女自身も咲太に麻衣や卯月の力になってほしいと頼むことがあり、後にかえでとも親しくなります。

麻衣の母親との間で代理戦争の駒として扱われ、母親の期待に応えるためにアイドル活動や勉強に励んでいましたが、そのプレッシャーから母親と喧嘩し、家出して麻衣のマンションに逃げ込みます。その後、思春期症候群に見舞われるなど紆余曲折を経て、最終的に麻衣の家に引っ越して共に暮らすようになります。

彼女は家事が苦手で料理を咲太に頼むことが多く、髪を染めていることなどからギャルのような雰囲気がありますが、偏差値の高い学校に通い、勉強は得意です。そのため、咲太や花楓に勉強を教えることもあります。

第9巻では、咲太や麻衣と同じ市立大学国際教養学部に進学し、アイドル活動を続けながらも、頭の良い優等生として認知されつつあります。