シズカ / 三日月 閑（みかづき しずか）

本作のヒロインは、26歳の外資系金融マンで、身長は158センチメートルです。彼女はリスクヘッジを最優先に考え、論理的に生きるタイプです。

パンデミックが発生した際、彼女は100本以上のゾンビ映画を視聴し、「ゾンビにならないためにすべき100のこと」というリストを作成しました。食料を調達するために訪れたコンビニでアキラと出会い、LINEの交換を提案されますが、「リスクヘッジもまともにできない人とアライアンスを組むメリットはない」として一蹴します。

その後、再会したアキラが「赤の他人」である彼女を助ける姿を見て、「『赤の他人』である私を助けようとして『大切な人』（ケンチョ）を危険に晒している」と説教します。しかし、アキラから「お姉さんも俺にとってはもう『大切な人』」と言われ、LINEの交換を許諾します。その後も再々度アキラと再会し、成り行きでともにアキラの実家を目指すことになります。

彼女の父親（声 - 内田直哉）は一代で大企業を築いた冷酷な金融屋で、幼少期から「お前は私に従うべき」と何度も言い聞かされていました。そのため、彼女はいつしか自分のしたいことを考えずに「何をすべきか」だけを考えて生きるようになっていました。しかし、第9話で小杉にこき使われるアキラを見て、自分は「意思」「自由」「尊厳」「誇り」「魂」を放棄させられていたことに気付き、「べきべき教」から脱退し、自分のやりたいことを考えて生きるようになります。