小杉 権蔵（こすぎ ごんぞう）

アキラの元上司である彼は、42歳の典型的なパワハラ上司でした。指示を頻繁に変え、自分のミスを認めず、部下が自分より先に帰ることを許さないなど、悪辣な性格を持っていました。彼はアキラを含む部下たちを「いつでも替えの効く部品」としか見ていませんでした。

趣味は草野球で、「COSGIES」というチーム名で活動していました。パンデミックが発生した後も生き残り、草野球チームの仲間たちと高速道路のサービスエリアで共同生活を送っていました。彼らは道路にスパイクベルトを仕掛け、通行車を事故に巻き込み、けが人の治療と引き換えに難民たちを奴隷のように扱っていました。

この罠で負傷したケンチョを治療するため、アキラは2日間の労働を強いられました。再びパワハラを受け、洗脳まがいの手段で永久に働かせようとしましたが、シズカの説教を受けたアキラに拒絶されました。彼は「お前たちみたいなのはいつかゾンビに襲われる」と警告しましたが、直後に部下のミスで侵入したゾンビに対処するうちに恐怖で逃げ出し、ゾンビに囲まれたところをアキラに助けられ、改心しました。

しかし、ひとり逃げたことで仲間や難民たちにも見限られ、アキラに再度助けを求めましたが、完全に見捨てられ、サービスエリアにひとり取り残されるという末路を迎えました。