井ノ上 たきな（いのうえ たきな）

本作の主人公の一人である少女は、黒いロングヘアを持ち、喫茶リコリコで働く際にはツインテールに髪型を変えています。彼女は16歳で、誕生日は8月2日、血液型はA型、身長は160cmです。物語が始まる前に京都から東京に移動し、正確な射撃を得意とする優秀なセカンドリコリスとして活動していました。しかし、第1話の冒頭で命令違反を犯したため、喫茶リコリコに転属され、そこでフロア業務を担当することになりました。

彼女は無駄を嫌う合理的な性格で、感情をあまり表に出さず、淡々とした口調で話します。合理的と判断すれば手段を選ばず行動することもあり、常識に欠ける部分があります。ファッションにも無頓着で、千束と出会うまではトレーニングウェアとリコリスの制服しか持っておらず、男物のトランクスを「機能的」として好んで着用するなど、一般常識にも疎いところがあります。

喫茶リコリコへの転属に不満を持っており、DA本部のリコリス寮を自分の居場所と考えていました。そのため、当初は喫茶リコリコで成果を上げてDAに戻ることを望んでいましたが、千束から「自分のしたいことをする」生き方を学び、次第に喫茶リコリコの一員として馴染んでいきます。

彼女が使用する拳銃は、DA本部に所属していた頃から使い続けているもので、他のリコリスが使う拳銃とは異なり、9ミリパラベラム弾を使用しています。千束の影響で敵対者に対しても「命を大事に」するようになりましたが、銃撃戦では実弾を使用し、命に別条のない箇所を狙う程度に留めています。吉松が千束の生死を握る状況では彼に対して殺意を露わにし、最終決戦後には千束を救出しました。人工心臓の交換手術後、リコリス本部から脱走した千束を捕らえ、喫茶リコリコの一員としてハワイに向かいます。