片居 誠（かたい まこと）

「片居くんは、硬派ですか？」

片居くんは、1年1組から2年1組、そして3年4組へと進級してきた生徒です。彼は金髪に染めた髪と不敵な笑みで、見た目はまさに不良そのもの。しかし、実際はとても小心者で、入学直後に風邪で1週間休んだことがきっかけで、学校に行くのが怖くなり、2学期の半ばまで登校できませんでした。周囲に舐められないようにと髪を染め、体を鍛えた結果、筋肉質な体格を手に入れました。彼の体は本物で、一年生四天王からの攻撃にも動じません。

当初はコミュニケーションが苦手で、会話もままならなかった片居くんですが、只野や古見たちの支えで、次第に自然体で話せるようになりました。只野は片居くんの本質を見抜き、親切に接してくれるため、片居くんは彼を友達と認識し、友情を深めようとしています。しかし、只野に近づくだけで心音が60dBを超えるほどで、友情の範囲を超えそうな一面もあります。只野くんちゃんには一目惚れしています。

また、古見を「コミュさん」と呼び、コミュニケーションの師匠として尊敬しています。6巻のおまけでは「弟子100人できるかな？」リストに加わりました。只野が古見と交際を始めたときには、涙を流しながら祝福しました。

片居くんの家は武道場で、武道家の父と寡黙な母、そして硬派な不良を気取る妹の愛がいます。トレーニングの際には、妹に厳しく指導されています。その影響で、女性が大の苦手です。

2年生になると、只野、成瀬、米谷と一緒に過ごすことが多くなり、万場木とも打ち解けてコミュニケーションが取れるようになりました。3年生では万場木と隣の席になり、女性が苦手な和貝に、自分の経験を活かして万場木との関係をサポートしました。しかし、しばらくの間、和貝には万場木の彼氏と誤解されていました。

嫌いな食べ物はピーマンです。

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